シェイパー、クリス・クリステンソンのルーツ

シェイパー、クリス・クリステンソンのルーツ

 

1990年代後半からフィッシュ、そして近年ではエッグ(ミッドレングス)、そしてグライダーといったオルタナティブなサーフデザインの聖地として、脚光を浴びることになったカリフォルニア最南端の都市、サンディエゴ。クリス・クリステンソンは元々オレンジカウンティの出身ですが、サンディエゴはオーシャンビーチのさらに南、コアなサーファー達が集まることで知られるサンセットクリフスのポイントロマの大学に入学して、現地に91年から98年まで住んでいました。

 実は、あのタイガー・ウッズとも競うほどの腕前であったいうゴルフのスポーツ推薦で大学へ入学したものの、次第に現地のディープなサーフカルチャーに取り憑かれ、ボードビルダーの道へ。当時は、何と寮の部屋の中でサーフボードをシェイプし、グラッシングまで行っていたというのだから驚きです。

最初は友人へのシェイプから評判が高まり。自身のブランドを立ち上げる前には、G&S、ラスティなどのサンディエゴの老舗ブランドでのプロダクション・シェイパーも務めていました。その流れからサーフィンの歴史おいて最も影響を与えたマスターシェイパー、ディック・ブルーワーとの交流が有り、その高い技術を継承することに。また90年代のエポックメイキング・ムービーであるアンドリュー・キッドマンの『Litmus』でトム・カレンが乗るスキップ・フライのフィッシュに衝撃を受けたクリスは、スキップ本人にフィッシュをオーダーしたことから親交を深め、後にシェイプルームを隣同士に構えるまでになりました。

 

これらの必然というべき出会いから、オリジナリティ溢れる自身のスタイルを確立して現在に至るのはご存じの通りです。

 

 サーフボードシェイプ以外にもスノーサーフィン、ヴィンテージ・カー、モーターサイクルといった様々なジャンルに造詣が深く、その全てが洗練され、高い次元で具現化するクリス・クリステンソン。

そのルーツは、ギタリストであった父親の影響もあり、幼少期から音楽はもちろんのこと、50〜60'sのクラシックカーやレーシングカルチャーの世界に触れ、感性を磨いてきたことがわかります。またカリフォルニア・キッズのご多分に漏れず、クリスもサーフィンを本格的に始める前にはスケートボード・カルチャーにもどっぷり浸っており、家の前の広い道路で自前のランプでスケートに興じていたそうです。

 

近所に住んでいたのがPOWEL PERALTAスケートチーム、BONE BRIGATEのメンバーのレジェンド、レイ・ボーンズ本人だったそうで、一緒に滑ったこともあるとか。YOWからシグネチャー・スケートボードをリリースしていますが、クリステンソン・サーフボードで使用しているスカルのロゴ、モチーフとなるデザインはこのBONESから多大な影響を受けていることはご存じでしたか?

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