正統派ミッドレンジ・フィッシュの代表モデル、Long Phish 2.0

正統派ミッドレンジ・フィッシュの代表モデル、Long Phish 2.0

クリステンソンを代表するモデルと言えば、フィッシュであることは間違いないですが、ラインナップにはフィッシュから派生したモデルが数多く存在するのも事実です。マイコナート、レーンスプリッター、ウルバリン、またオーシャンレーサーなどもあり、どれもが他と違ったアレンジが施されたデザインとなっています。以前も述べましたが、クリステンソンのモデルは日々進化を続け、同じ名前であってもマイナーチェンジが施され、良い意味でアップデートされているのですが、今年入荷したLong Phishも新たにLong Phish 2.0となって再登場しています。

先代Long Phishは王道クラシック・フィッシュのミッド版として完成されたデザインでしたが、2.0ではこれまでの良いところはそのままに、よりコントロールしやすくなった印象です。これまで長いフィッシュはもったりしたイメージがありちょっと、と倦厭していた方にもぜひ乗っていただきたい1本! 小波からサイズのある波まで対応できるので、これからの秋の台風シーズンにもバッチリです。

 

 

 

第二世代となる2.0は先代よりさらに速く、よりルースでパフォーマンス性を高めたシェイプになっており、具体的には新たなロッカー+よりターンがしやすい細身のアウトラインを採用。また以前のビークノーズから、ノーズの余分なボリュームもそぎ落とされてシャープな見た目になりました。またボトムはコンベックス〜シングルコンケーブだったのが、コンベックス〜シングル〜強めのダブルコンケーブに変更され、乗り味も大きく変わっています。2.0でも安定したテイクオフからの横っ走りのスピードはそのままに、カットバックの際もよりタイトなターンが決められるようになっています。

ロングボーダーの方で正統派のクラシック・フィッシュは気になっているけど、5フィート台のフィッシュは少し不安という方。また短いフィッシュでのパドルスピードが物足りないという方にも最適です。また普段、短いクラシック・フィッシュを愛用しているショートボーダーの方のステップアップとしてもオススメです。

 

 

 

(左からMyconaut 5'4"、Lane Splitter Swallow 5'8"、Long Phish 2.0 6'4"

最後にサイズ選びに関してですが、こちらは単にフィッシュのデカイ版ではないので、身長や体重の適正浮力のリッター数で選ぶのではなく、6'4"から7'0"辺りの長さがオススメです。レングスが長くなるほど有効なレールの長さが増え、優雅なハイラインから、スピード、スムースなトリムといった大人なサーフィンが楽しめます。ちなみにニューモデルのアシッドフィッシュは同コンセプトの短いバージョンです。

先代Long Phishもモデルとしての完成度が高く、よりクラシックな乗り味を好む方にはオススメです。まだわずかにオンラインにも在庫があるようなので気になる方はお早めに!

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