FISHとグラスオンフィンの関係
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今から約30年ほど前、90年代にはFCSなどの取り外し可能なボックスタイプのフィンシステムが世界中で主流となりました。しかし、現在もサンディエゴ界隈のクラシック・フィッシュには、未だにマリンプライウッド製のグラスオンフィンが多く使われています。もちろんクリステンソンのFishも例外ではなく、実際チームライダーが所有するボードもほぼグラスオンです。
グラスオンフィンはトリップや移動の際に取り外しができない、値段が少し割高というデメリットがあります。しかし、それらに勝る多くのメリットがあるとクリスは言います。
それは何故か?
1.グラスの積層フィンに比べ20〜30%ほど軽量→フィンボックスを含めたテール周りの不要な重さを減らし、ボード全体の操作性がアップ。
2.フレックスパターンに優れる→ターンのフィーリングと加速性が向上。
3.ボードに直接固定(グラッシング)されているため、不要な水流の発生を防ぎスピードがアップ→強度も確保しパフォーマンスの向上に繋がる。
4.決まった位置にシェイパーが提案するベストなフォイルを持つテンプレートのフィンが付く(クリステンソンのFishは、ローボーイと呼ばれるテンプレートのもの)→フィン選びにも迷うことがない。
5.フィンボックスをボードに埋め込まないので、デザイン的にも美しい。
6.壊れにくく、丈夫→クリス曰く、グラスオンフィンでもまず壊れることはない。
ボックスタイプのフィンボックスが主流の現在、あえてグラスオンを選ぶのにはこれらの理由があります。そのため国内正規代理店のキヨモより販売されるFishも基本、グラスオンとなっています。もちろん仕上げは業界トップクラスのカリフォルニア・ムーンライト社製なのでそのクオリティはお墨付き。
Fish以外でもAcid Phish、Long Phishにはグラスオンがやはりオススメで、Ocean Racerはグラスオンのみとなります。ちなみにログ、ノーズライダーもグラスオンを装着した方が断然、ライディングの安定感が増すのでオススメですが、基本的にストックでは販売していないのでカスタムオーダーにて対応可能です。
ということで、トリップ用のボードということなら話しは別ですが、迷っている方はFishにグラスオンフィンを選んでいただいて間違いありません!