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ボックスフィンの選び方〜ミッドレングス編
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前回はFishのグラスオンフィンについてフォーカスしましたが、今回はクリステンソン・サーフボードのミッドレングス、シングルフィンの選び方についてお伝えします。
クリステンソンでも人気カテゴリーのミッドレングスですが、通常はシングルフィン・ボックスの仕様で、ユーザーがお好みに合わせたフィンを選んでいただく形となっています。各人の好みやスタイルによって変わってきますが、フィン選びはデプス(高さ)、ベース(幅)、レイク(角度)が基本となります。
ミッドレングス3大モデルのCバケット、ウルトラトラッカー、ハンツマンで一番のオススメは、キャプテンフィンのCC TRACKER(写真・上)ですが、現在10インチ以外は在庫切れとなっているため、近いデザインを選んでいただくと間違いありません。
まずはデプス(高さ)とベース(幅)ですが、上記の7~8ft台のミッドレングスに合うサイズは、8~9インチの間でフィンの先端(ティップ)の幅が太すぎないもの。上記3モデルはテールが絞られているので、太いフィンだとターンが重く、レスポンスが鈍く感じるかもしれません。CC TRACKERはグリーノウの4Aというレイクフィンに近いデザインですが、よりベースを狭め、レスポンスが向上しています。
ちなみにシングルフィン・ログ(ロングボード)では基本的に10フィートのレングスには10インチのフィンを選ぶといったセオリーがありますが、ミッドレングスで7フィートのボードに対し7フィートのフィンを付けると、高さが足りないのでターンの際にボードをホールド出来ず、ドライブしなくなってしまいます。
レイク(角度)は後方への反りが強いほどホールド感が強くなり、ドライブの効いたターンが可能になります。一方、後方への反りが弱く、立ち気味の形状は抵抗が少なくなるため、ピボットターンのようにクイックに動かせます。
フィン自体の厚みとフレックスも乗り味を大きく左右します。薄くフォイルされたフレックスするタイプは、ターンの際の反発により伸びが感じられます。そのため、レイクフィンに多く採用されています。逆に厚みのある固いフィンは、波のサイズがあるパワーのある波に向いています。
ミッドレングスはテールの幅や厚みのボリュームによって、合うフィンを選んでいくのですが、それぞれのボードによってベストなフィンの形状、サイズは異なります。また先述のように各人の好みやスタイルだけでなく、ユーザーの体格によっても変わってきます。プロライダーでも新しいボードに合うフィンをいくつかテストして、ベストなフィンにたどり着きます。そのため、波によっていくつかのフィンを使い分けるのもありです。
ボードの乗り味を大きく左右するのがフィン選びです。クリステンソン・サーフボードに合うフィンについてのご相談は、チャットやメール、また電話での相談も承っていますのでお気軽にお問い合わせ下さい。知識豊かなスタッフにより、ボードのサイズやニーズに合わせたご提案をさせていただきます!